子どものうちに体験したい!ケガから得られる4つの学び

更新日:10月28日

「子どもがしょっちゅうケガをするので、危なっかしくて目が離せないんです」

「危ないよ、そっち行っちゃだめだよといっても聞いてくれないんです」


そういったお声をよく聞きます。

子どもは毎日遊んで、しょっちゅう傷だらけになってしまうので心配になりますよね。


もちろんケガをしないで遊べることが第一!

痛い思いはしないに越したことはありません。


でも万が一ケガをしてしまっても、過剰に悲観することはありません。


子どもの小さなケガは"自分から遊び、学ぶ過程で起こるケガ"なので、むしろ「うちの子は今日もたくさん挑戦して失敗からたくさん学んだんだ!」と誇らしく思いましょう。


Awaji Kids Gardenの自然の中で遊ぶ子ども達は、小さな傷を作ることが多いです。その分、大きな学びと達成感を得ておうちに帰っていきます。

お母さんには、「今日こんなケガしちゃったの」よりも「今日こんな大きい木に登ったんだよ!」と自信に満ち溢れた顔で嬉しそうにその日の出来事を話すのです。


もしも子どもが、まったく危険のない環境で育ってしまったら、失敗も痛みも知らず、困難なことにぶつかったときの乗り越え方を知らない大人になってしまうかもしれません。

そんな未来を、子どもに与えたくはないはず。


そこで今回は、ケガに対する見方がきっと変わる「ケガから得られる、4つの大切な学びをご紹介していきます。


ケガから得られる学びとは?

子どもの遊びに、小さな危険やけがはつきもの。

「ケガも経験のうち」と頭でわかっていても、ついついケガから遠ざけてあげたくなるものですよね。


ですが、ケガをするということは子どもにとって大きな学びが隠されていることを忘れてはなりません!ケガから得られる学びには、以下の4つがあります。

  • 自己コントロール力

  • 挑戦する気持ち

  • 工夫する力

  • 人を思いやる気持ち

これらの力は大人になってからでは身に付けにくい、これから子ども達が生きていくためのとても大切な力となります。



自己コントロール力

ケガをするということは、チャレンジした証。

それと同時に、"このくらいすると、このようなケガをしてしまう” という学びにもなります。


たとえば

「下り坂をこのくらいの速さで走ると転んでしまう。じゃあこのくらいの速さで歩こう」

「たき火にこのくらい近づいたらこんなに熱いんだ!やけどをしたらもっと熱くて痛そう。火に近づくのはこのくらいにしておこう」

というように、子どもは自分をコントロールしていく術をケガの経験から学ぶのです。


口頭で教えればいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、幼児期は頭の中で考えて答えを出すのがまだまだ苦手。

誰かに言われたことではなく、実際に体験をしたことでなければ、発達上身につきにくいのです。



挑戦する気持ち

小さいうちは、力はあまりなく、体重も軽く、その上、身体的柔軟性も十分にあります。失敗をしても、ケガが軽く済む可能性が高いのです。


3歳の子どもが登れる精一杯の小さな切り株からジャンプ!支えきれずに転倒してしまい、膝を少し擦りむいてしまった...。高いところからジャンプする難易度と自分のスキルを照らし合わせ、次はけがしないようにジャンプしよう、とその子は思います。


ケガの経験は、どんどんチャレンジしていくための力になります。

子どもは自分でできることが増えることに大きな喜びを感じ、さらにできることを増やそうと挑戦するのが大好きです。


さらに難しいことに挑戦するとき、ケガの経験は

「前は擦り傷作っちゃったけど木に登れたんだ!きっとこうすれば擦り傷は避けられる。そうしたら、もっと高いところまで登れるかも!」

と、子どもの自信になり、次に挑戦する力となります!


反面、小学校高学年ぐらいになって登れる「精一杯」=木の上やジャングルジムの上からジャンプしよう!と初めてチャレンジしてみたけれど、予想よりも着地が難しく支えきれずに... の事故は大事です。小さい時に小さなケガを経験し、自身の力を把握する機会が十分に与えられないと、後に大きな出来事に繋がる可能性があります。


自分の力を理解し、チャレンジすることでできることを自分なりに増やして行く。その過程でのケガは、自己肯定感を養い「挑戦したい!」気持ちを育みます。



工夫する力

ケガをして、そこで終わってしまっては、ただ痛い思いをするだけです。

しかし、今後同じようなケガをしないためにはどうしたらいいか、考える力が身につくのもケガの学びの一つ。


子どもがケガをしてしまったときには、「次はどうしたらケガしないで遊べるかな?」と、子どもに考えさせるような声掛けをしてあげましょう。


ケガをして終わりにせず、子ども自ら学びに変えることが大切です。



人を思いやる気持ち

危険を排除した環境で、ケガの痛みや悔しさを知らないまま大人になってしまっては、他人の痛みに共感することもできません。


痛みを知っている子どもは、驚くほど相手の気持ちに寄り添える子どもに育ちます。

「誰かが泣いてる。転んだのかな?木から落ちると痛いよね。僕も落ちたこと何回もあるから知ってるよ。心配だから、ちょっと見てくる!」

こうしてケガした子どもの心のケアをするために走り出す子どもに成長していくのです。


自分の気持ちや、相手の気持ちを敏感に感じ取り始める幼児期は、人を思いやる気持ちをぐんぐん育みます。

自分がケガをした経験も、人を思いやる気持ちの土台として心に残るでしょう。


あってはいけないケガ