今や保育園や幼稚園であたりまえのように実施されている食育。
しかし、食育とは、一体どのようなものなのでしょうか?
そして、お家では、どうすれば良いのでしょうか?
「忙しくて保育園のようにきちんとした食育活動はできない。家庭で実践しやすい食育のいいアイディアがないかな」
と、興味はあるものの実際に家庭でできる食育にお悩みの方も多いです。
そこでこの記事では、Awaji Kids Gardenで実際におこなっている食育活動から抜粋した、家庭でも取り入れやすい食育のアイディアを5つご紹介していきます。
食育は子どもにどんなメリットが?
食育が子どもに与えるメリットを正しく理解し、声のかけ方や接し方を意識しながら食事の時間を過ごすと、このようなメリットを与えてくれます。
生活習慣が整う
免疫力がつき、強い身体をつくる
自分の身体や健康について考える土台ができる
どれも継続した食育による得られるメリットなので、お家でも毎日大切にできると良いですね!
生活習慣が整う
食育を意識すると食事の時間や内容に自然と意識が向くので、無理なく生活習慣を整えることができます。
生活習慣は、大人になってから変えるのは難しいもの。子どものうちからある程度決まった時間に、栄養バランスのいい食事を摂ることで生活習慣の土台を整えましょう。
子どものうちから生活習慣が整っていると、将来、生活習慣病や三大疾患等の病気になるリスクを減らしたり、成長ホルモンが分泌されることで情緒が安定されたりといいことばかりです。
免疫力がつき、強い身体をつくる
子どもの免疫力を高める方法はたくさんありますが、その中でも特に食事は重要です。
免疫力を高めるには、免疫細胞の働きを助ける善玉菌を増やすことがポイント。
そして善玉菌を増やすために、菌のエサとなるバランスのいい食事が欠かせません!
食育を意識したバランスのいい食事を食べることで、腸内環境が良くなり免疫力がついていくのです。
自分の身体や健康について考える土台ができる
食育活動を通じて、「自分の身体は食べ物からできている」という感覚が育まれます。
幼児期から育まれるこの感覚が土台となり、心と身体が最も成長するといわれる思春期にも、適度で規則正しい食生活が心地よく身につくのです。
そして食生活が整っていると、自分の身体や健康を自然と考え、大切にできるようになります。乱れた食生活を続けている人は、健康をおろそかにしがちですよね。
食と健康は常につながっているのです。
家庭で楽しめる食育アイディア5選
ここからは実際に家庭でできる5つの食育についてご紹介していきます。
一緒に楽しく食べる!
食材に関する絵本を選ぶ
一緒に料理をしてみる
食べ物の端材を楽しく使う
家庭菜園を始めてみる
これらの食育は、Awaji Kids Gardenで実際におこなっている取り組みをもとにご紹介しています。
実際に子ども達が興味深く楽しく取り組んでいる活動ばかりですよ!
一緒に楽しく食べる!!
一番は、食事の時間が楽しい!もっとごはんたくさん食べたい!
と感じること!
そんな食育の土台を固めるのは、食事を一緒に楽しむ人の存在です。
食を楽しむ時間は食育のためだけでなく、人生そのものを豊かにする大切な時間です。健やかな心の成長の為にも、一緒に楽しく食べることを大切にしましょう。
食材に関する絵本を選ぶ
大好きな絵本も、食べ物について描かれている絵本をチョイスしてみましょう!
子どもは実体験を土台にして想像したり、学びを深めたりしていくので、絵本を選ぶポイントは「今」子どもの記憶に新しい食べ物の絵本を選んでみましょう。
おうちで家庭菜園で育てている野菜
今日行ったスーパーで見つけた食べ物
夜ごはんで残してしまって印象に残っているお魚 など
絵本の後には「うちのトマトももう少しで食べれそうだよね」と現実世界とリンクした声もかけてあげると、より食に対する興味も沸いていきます!
一緒に料理をしてみる
子どもにできることから一緒に料理をさせてあげるのも立派な食育です。
「うちの子にはまだはやい」と決めつけてしまうのではなく、たくさんある調理過程の中から子どもにもできることを探してみてください。
こねたり、丸めたりする作業
野菜を一緒に洗う
スープを混ぜて、味見をする など
決して「きれいに」作る必要はなく、一緒に料理を楽しむことポイント。
家庭菜園と同様に「食べ物の価値」は食材が調理されていく過程を見せたり、体験させたりすることから学んでいきます。
食べ物の端材を楽しく使う
食育はただ食べるだけではありません。大切な食べ物は、端材もクラフトに使ってすみずみまでありがたく楽しみましょう。食材の感触や香りなど楽しみながら「ヘタって堅いんだね。だから、食べられないのかな」「実は甘いのに、葉っぱは苦い香りがする!」色んな発見があるかもしれません。
野菜の切れ端でバーベキューごっこ
野菜スタンプでオリジナルランチョンマット作り
竹ぐしにつなげて野菜車出発進行! など
「ここ、食べれないところだけどこんな楽しい遊びにも使えるんだ!」と新たな発見もできる野菜クラフト。
食べ物への興味関心だけではなく、子どもの創造性も育みます。
家庭菜園を始めてみる
親子で実際に野菜を育ててみるという経験は、家庭で行う食育の中でとても効果的です。
幼児期の子どもは、すべての学びは実体験を通しておこなわれます。
スーパーにきれいに梱包された野菜を見ただけでは、生産者の苦労や失敗して廃棄された野菜もあることはまず想像ができないのです。
おいしい野菜ができるまでに長い時間と手間ひまをかける経験や、失敗したり成功したりする経験を通して「食べ物の価値」を学んでいきます。
実際に自分で育てた野菜を使ったごはんを食べることは、子どもにとっても親にとってもかけがえのない経験となるはず!
家庭と保育の場で継続することがよりよい食育に
食事は毎日の習慣です。そのため、食育をおこなうチャンスは毎日あります。
子どもは継続によりまなびを深めていくため、家庭と保育の場でまったく違う食育をおこなっていたり、家庭で食育ができていないと混乱してしまうかもしれません。
そこで簡単なのは、保育現場でおこなっている「いいな」と思える食育を家庭でも真似して実践してみること。
「AKGにきて、ごはんをたくさん食べるようになった!」
「嫌いなナスも全部食べた!自分で調理できたことがうれしかったのかな」
そうした嬉しいお声もたくさんいただきますが、Awaji Kids Gardenで実践している食育活動は、家庭でも真似できる活動ばかり。
気になった食育があれば、ぜひおうちでも試してみてくださいね!
【英語×自然】2歳から6歳の週末インターナショナル森のようちえん。
淡路島の自然の中で自由に過ごし、様々な国のスタッフと英語で遊びながら、子どもの主体性・創造力・尊重する心を育てる場です。
毎週【金】【土】【日】に活動中!
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